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日本LCA学会 研究会

研究会:パリ協定後の産業研究会

目的:

世界が目指す2050年、2010年比40〜70%GHG排出削減に向けて、日本の産業界も自主行動計画からさらなる削減の積み上げが必要となる。一方、GHG排出削減制約は、その大きさからエネルギーインフラ、輸送構造のみならず、産業構造を大きく変える可能性もある。そこで、本研究会では、2050年の産業構造を考え、その産業構造を基に、社会としての温暖化対策について検討する。

 

活動概要:

活動期間:2016年8月1日 ~ 2017年3月31日  

研究会開催回数:3〜4回程度(9月、11月、1月、3月予定)  

  • 2016年目標:
    • 今年度はシナリオプランニングの手法を用い、複数のシナリオのもとで、2050年の産業 構造のシナリオを描くことを目標にする。
  • なお、進捗状況にもよるが検討内容について2017年3月の日本LCA学会研究発表会等で発表する予定。

研究会構成員:

主査: 玄地  裕  (国立研究開発法人 産業技術総合研究所)     

現在、大学、企業からの参加メンバーを募集中です。

申込は、E-mai general☆ilcaj.org(☆を@に変更して下さい) TEL 045-228-7696


LCA日本フォーラムとの共催セミナー

「ゼロエミッションからネガティブエミッションへ」

  • 主 催:LCA日本フォーラム / 日本LCA学会 パリ協定後の産業研究会 / 工学院大学
    日 時:2018年11月8日(木)13:30~17:40
    会 場:工学院大学 新宿校舎8F A-0811 (東京都新宿区西新宿1丁目24番2号)
    参加費:無料
  • 参加申し込み:参加ご希望の方は、LCA日本フォーラムホームページよりお申し込み下さい。

IPCCの特別報告書によると、現状の温暖化ガスの排出ペースが続くと2040年ごろの気温上昇が産業革命前より1.5℃に達すると予測されている。これは、現状ではパリ協定が努力目標としていた1.5℃以内という目標達成が難しいことを示すと同時に、気温上昇を抑える対策として、大気のCO2を固定あるいは年間固定量を増大させることなどによるネガティブエミッション(NETs)の導入を早急に検討せざるを得ないことを示している。  本セミナーでは、ネガティブエミッションについて、その量的な必要量、現状での技術的な検討状況、政府の取組みなどについて専門家を集め、ネガティブエミッションの技術、システム化の現状と課題についての講演を行う。

  • プログラム(敬称略)
  • 13:30
    開会挨拶

    LCA日本フォーラム会長  山本 良一

    13:35-15:00
    Session 1; 世界的な動向-何がどれだけ必要か?
     
    1. エネルギーモデルの中でのNETsの量的な必要性

    エネルギー総合工学研究所  黒沢 厚志

     
    2.バイオマスのCCS BECCS

    電力中央研究所  山本 博巳

     
    3.気候工学(ジオエンジニアリング) 

    東京大学  杉山 昌広

    15:00-15:40
    Session2; 日本での活動-我々ができること
     
    4.カーボンマイナスプロジェクト(バイオ炭CCSと環境保全野菜クルベジ)
    立命館大学  柴田  晃
     
    5.乾燥地植林及び沿岸生態系修復によるCO2固定
    工学院大学   酒井 裕司
     
    (15:40-15:50 休憩)
    15:50-16:40
    Session3; 政府の取組み
     
    6.国内および海外のCCSの動向と今後の課題
    経済産業省
     
    7.地球温暖化対策としてのCCSと環境省のCCS事業
     環境省
    16:45-17:30
    総合討論とまとめ
     
    世界の議論の方向~ネガティブCO2エミッション国際会議出張報告

    産業環境管理協会   佐伯 順子

     
    モデレーター
    日本LCA学会パリ協定後の産業研究会 玄地 裕(産業技術総合研究所)
    日本大学 水谷 広
    17:30
    閉会挨拶

    工学院大学  稲葉 敦


公開研究会

パリ協定後の産業研究会(公開研究会) ~2050年GHG排出80%削減を目指して~

※参加希望の方は、下記よりお申し込みください。

【開催趣旨】

パリ協定後の産業について,温室効果ガス排出を2050年までに日本で80%削減というゴールに対して,それぞれの産業の中での対応の方向性,さらにその結果としての産業構造の変化,ひいては社会変化まで,その社会の姿は想像すらできない部分が多数を占めている。日本の将来を考えるために、日本LCA学会は2016年度に「パリ協定後の産業研究会」を立ち上げ、まず社会的な状況についてのシナリオ検討のための因子抽出を行い,取り巻く社会像についての検討を実施した。

本シンポジウムでは、先行している他の研究グループや業界団体と意見交換を行う。特に、温室効果ガス排出抑制の観点からキーとなる鉄鋼産業,エネルギー,石油・化学産業の考え方と取り組みをご紹介いただき、議論する。

また一方で,低炭素社会に向けてScience Based Target (SBT)のようなグローバルな企業に対する取り組みも行われるようになっている。SBTは現状では個々の企業の活動になっているが、日本全体とのバランスも重要であろう。皆様のご参加を期待します。

  • プログラム
  • 10:00-10:10
    開会挨拶

    日本LCA学会・パリ協定後の産業研究会 主査
    産業技術総合研究所 玄地 裕

    10:10-10:25
    鉄鋼業の取り組み 
    新日鉄住金 小野 透
    10:25-10:40
    化学産業の取り組み

    日本化学工業会 常務理事 春山 豊

    10:40-10:55
    企業版2℃目標(SBT)等非政府アクターの行動を促進する
    WeMeanBusinessの取り組み
    CDP 高瀬香絵
    10:55-11:10
    水素エネルギーに関する技術開発動向 
    産業技術総合研究所 高木英行
    11:10-11:45
    総合討論
    司会:玄地 裕

第4回研究会

  • 日 時:2017年2月20日(月)15:00 ~17:00
  • 場 所:工学院大学 新宿キャンパス 19階1913会議室

第3回研究会

  • 日 時:2016年12月12日(月)15:30 ~17:30
  • 場 所:工学院大学 新宿キャンパス 21階第5会議室

第2回研究会

  • 日 時:2016年10月31日(月)15:30 ~17:30
  • 場 所:工学院大学 新宿キャンパス 20階 第6会議室

第1回研究会

  • 日 時:2016年9月13日(火)15:00 ~17:00
  • 場 所:工学院大学 新宿キャンパス 19階1913会議室