2021年3月3日(水)~3月5日(金)
オンライン開催(Zoom)

公募企画セッションの概要

第16回日本LCA学会研究発表会では、以下の公募企画セッションが予定されています。奮ってご参加下さい。

● 軽量化材料の導入による自動車のライフサイクルにおける環境影響評価手法の課題
 (オーガナイザー:醍醐市朗(東京大学)、田原聖隆(産業技術総合研究所))
  3月3日(水)11:00~12:20

高強度化による輸送機器用構造材料の軽量化は、輸送機器の燃費向上に寄与する。自動車では、その構造材料をハイテン、アルミニウム合金、マグネシウム合金、CFRPなどに代替することにより、軽量化することが検討されている。しかしながら、材料の生産あるいはリサイクルによって誘発される環境負荷と使用時に削減される環境負荷のライフサイクルを通した評価が望まれる。そこで、新構造材料技術研究組合(ISMA)において「新材料の材料代替効果定量技術の開発」のテーマで、自動車のライフサイクルでの環境負荷の最小化を目指すため、材料選択時点において候補材料を比較できる評価手法を現在開発している。さらに、開発した高機能材料の社会実装による効果が材料開発の現場で見える化できたり、材料を変更することによる効果が自動車の設計時に見える化できたりするよう、開発している手法は簡易な評価ツールとして準備している。
本セッションでは、現在開発している手法ならびにツールについて報告し、ライフサイクル思考の観点から考慮すべき項目、評価尺度、結果の表現方法について会場にて議論する。
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● 家計消費のマイクロデータを用いた家計や都市のカーボンフットプリント推計と要因の解明
 (オーガナイザー:金本圭一朗(総合地球環境学研究所))
  3月4日(木)11:00~12:20

どのような都市の住民が、なぜ多くのカーボンフットプリントを出しているのか。これまでの国家単位の環境フットプリント分析では明らかにすることができておらず、重要な問題は山積している。このような中で、これまでのサプライチェーン分析とマイクロデータを組み合わせることで、個々の都市レベルや家庭レベルの環境フットプリント分析やその要因分析が可能となる。本セッションでは、家計消費のマイクロデータと産業連関分析を組み合わせた新たな研究の流れと初期的な研究成果を発表する。また、今後の課題や可能性についても議論を深める。
>> セッション概要

公募企画セッションの募集

公募企画セッションの募集は終了しました。

公募企画セッションでは、構成、発表者の選定、当日の進行・会場運営はオーガナイザーに一任され、時間内であればどのような形式(発表時間、パネルディスカッションの実施など)で実施されても構いません。また、公募企画セッションの概要は、研究発表会ウェブサイトに掲載されます。省庁や公的機関等の研究プロジェクトの成果報告会を兼ねた企画も歓迎します。ライフサイクル思考に関わる幅広い分野からのセッション企画をお寄せください。
公募企画セッションのオーガナイザーは、10月29日(木)までに、下記の項目を記して、実行委員会(meeting16@ml.ilcaj.org)までお申込みください。

  • セッションタイトル
  • セッションの趣旨・概要(200~400字程度)
  • 発表予定件数、登壇予定者(氏名・所属・仮題目)
  • オーガナイザーの連絡先(氏名・所属・メールアドレス)

<申請にあたっての注意事項>
  1. セッションの時間は80分です。開催には、参加費とは別に「公募企画セッション開催負担金(6万円)」をお支払いいただきます。負担金の支払方法・期限につきましては,オーガナイザーに別途通知いたします。負担金の支払が確認できない場合、原則としてその公募企画セッションの実施は認められません。また、負担金の返金はいかなる理由によっても行いません。
  2. オーガナイザーとして公募企画セッションを申請頂けるのは、当学会の会員(正会員・賛助会員・学生会員)です。セッションでの登壇は非会員も可能です。
  3. 公募企画セッションの申し込みは、オーガナイザーにつき1件とします。
  4. 公募企画セッションは、構成や当日の進行・運営をオーガナイザーに一任致します。時間内であればどのような形式(発表時間、パネルディスカッションの実施、事前に公開した論文・報告書やYouTube等にアップロードした動画に基づく討議など)で実施されても構いません。実施についてのご希望やご不明な点があれば、お申し込みの際に実行委員会までご相談ください(ご希望に添えるとは限りません)。
  5. 研究発表会は、Zoomを用いた開催を予定しております。公募企画セッションにおいては、基本機能としてチャット・画面の共有・ホワイトボードが利用可能です。その他の機能(ブレイクアウトルーム・投票など)の利用を検討している場合、お申込みの際に必ずその旨をご連絡ください。
  6. 研究発表会ウェブサイトに掲載するため、公募企画セッションの概要を記した文書をA4版でご用意いただきます(ページ数・書式は自由です)。
  7. 公募企画セッションにおける個々の報告の講演要旨の作成は任意です。詳細は採否決定後にご案内致します。
  8. 公募企画セッションでの報告は、学生優秀発表の表彰対象とはなりません。
  9. 企画内容等をもとに実行委員会が採否を決定し、オーガナイザーにご連絡いたします。採択された公募企画セッション名は、研究発表会ウェブサイトにてご案内致します。
  10. 公募企画セッションの登壇者・参加者は、全員参加登録が必要です。
  11. 公募企画セッションでの報告は、演題登録を行わないでください。
  12. ご要望につきましては、プログラム編成の都合上、ご希望に沿えない場合もございます。日時については、最終的には実行委員会の判断で決定させていただきますのでご了承ください。

  13. <申し込みとお問い合わせ先>
    第16回日本LCA学会研究発表会実行委員会(meeting16@ml.ilcaj.org
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